葬儀に参列したら個人が極楽浄土へ迎えるよう、合掌

2019年12月07日
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寿命が延びて高齢者の増える社会となり、自ずと亡くなる人が年々増えてきました。地域によっては通夜と告別式をしたくても葬儀場や火葬場が空いていない時もあります。ところが、デフレ気味の経済状況が続いているせいか、ライフスタイルの多様化を求める一方で冠婚葬祭を簡素化しようとする風潮が強くなっています。

葬儀の仕方が一昔前と変わらずに親族の他に大勢の友人、知人が合掌して見送る一般葬が多いものの、家族や近親者だけでこぢんまりと見送る家族葬が増えてきました。参列者が少ないと考えると通夜を短く切り上げたり、通夜と告別式を併せて一日葬にするケースが簡素化の典型例として見受けられるようになりました。

更に最近は、亡くなると一晩安置しただけで遺体安置所から火葬場へ送って誰の見送りも受けないで火葬する直葬まであります。このように、葬儀の仕方が変わってきても亡くなった人を無事に極楽浄土へ辿り着けるよう祈るため、現世と来世を結びつける動作を表す合掌をして見送ってあげるわけです。

従って、直葬などでは誰の見送りもないわけですから亡くなった人が迷わずに身を清めて仏の世界へ旅立てるか、分からないと考えられるのでかわいそうな存在だということになります。どのような形式で見送るにしても焼香をしながら合掌し、仏様に故人を極楽浄土まで導いてくれるよう、お願いしてあげましょう。



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